08年5月リリースのthe band apartの4th。 blurの5th、MUSEの4thを初聴したときと似たような違和感。新機材の導入、更に彼らが日々培っているロック以外の素養を出し惜しみなく放出した結果であると思う。今までのアルバムとは一味、いや大分違う。アコースティックのギター音と、ボサノヴァ、ジャズ、プログレ等の雑多な音楽的要素から導かれるリズムパターンの変化が今作では特に真新しく感じる。それと、band apartはメロディ重視になりつつあると思う。

彼らは今までどの作品の一発目にも即聴するやいなやそのメロディを頭の中でいつまでも反芻してしまうようなキラーチューンをかましてきた。「FUEL」(from 1st)、「coral reef」(from 2nd)、「still awake」(from 3rd)。、今作の一発目である「falling」にはそれら程の単体での存在感は正直言ってないと思うんだけど…。
そう、キラーチューンはありません。さらっと聴いてピンと来る感じはないけど、聴きこめば聞きこむほど病み付きになる各楽曲の奥深さとつながりのすばらしさ。まさにスルメ。初めて聴く人には絶対最初に勧めたくない。

個人的萌えポイント…#2「falling」 - ギターリフ、間奏のギターは中毒性があるね。荒井さんの歌い方が綺麗になった。心地いい。#3「I Love you Wasted Junks&Greens」 - アコギとぶりぶりベースのアンサンブルが最強。くっきりとした陰影をなぞる感じ。間奏でのソロ回しやばい。ベース神。#5「bacon and eggs」のギターソロ、mogwaiっぽい。7「Moonlight Stepper」 - メロ途中のハーモニクス。

一番好きな曲は#4「Cosmic Shoes」。超良いやばい。タイトルかっこいい。歌詞大好き。#6「Malibu」のイントロ、秀逸。

一枚のアルバムとしての完成度は今作が最強だと思う。

Adze of penguin

シングルだけど。

 カップリング曲の「夢の飼い主」ここにまた一つの素敵な物語が存在してる 

彼女はどこにいってしまったんですか  なんで なぜ 教えてください

寂しくないってのは絶対うそだね

どうしてこんな素晴らしい曲をアルバムに入れないのか。

車輪の唄

スウェーデンの一人スラッシュ/ブラック/ヴァイキングメタルバンドBATHORYの4作目。

フロリダでのデスメタル誕生とほぼ時を同じくして、イギリスのVENOMの影響を強く受けた極悪激烈サタニック・スラッシュ…現在で言うところのプリミティヴ・ブラックを演奏していたクォーソン(BATHORYの中の人、2004年心臓病により死去)は、このアルバムの冒頭を飾る 2.A Fine Day To Die(後にEMPERORによりカヴァーされる。1.はSEです)とラストの8.Blood Fire Deathとを以てブラックメタルという音楽を一人で完成させてしまった。

すなわち、実はサバス、メイデンなどの伝統的なメタルのそれを色濃く受け継いでいるであろうリフやコード進行、3連符のミドルテンポ、アコギやシンセを絡めたエピカルなパート等、トレモロリフ+2ビート・ブラストビートによる炸裂疾走と共にブラックメタルの基幹を成すあの邪悪にして荘厳な曲調──例えば初期EMPERORやDIMMU BORGIRのゆっくりめの曲を思い浮かべていただきたい──を構成する要素をこの2曲で全て提示し、確立してしまったのである。

スイスのHELLHAMMER〜CELTIC FROSTやデンマークのMERCIFUL FATEがその邪悪で不穏なサウンドとサタニックなイメージによりスカンディナヴィアのブラックメタルシーン草創期のバンド達に与えたインスピレーションも測り知れないが、3rdまでのBATHORYのプリミティヴ・ブラックがその後のプリミティヴ・ブラック勢の直接の手本となったのみならず、トレモロリフ+ブラストというブラックメタルの一つの基本スタイルの源流にもなったことを考えるにつけても、やはり90年代から現在に至るブラックメタル、ヴァイキングメタルのサウンドの基礎を作り上げたBATHORYこそがブラックメタルの元祖と呼ばれるに相応しいと思う。

上記の2曲を除いた5曲は初期SLAYERやPOSSESSEDばりの爆裂スラッシュで、3.The Golden Walls Of Heavenなんかもう、もろHell Awaitsである。5.Holocaustの爆走っぷりの爽快感ときたらもうデスラッシュかよ。この5曲だけでもスラッシュの名盤としての価値がある。 リ ズ ム は 打 ち 込 み だ け ど な ! !

そういうわけでブラックメタル好きには勿論、スラッシャーにも是非聴いてほしい1枚なのですー。

Blood Fire Death

THE BACK HORNの1stアルバム。

1st single「サニー」レコーディング直前にベース脱退など、初期の苦悩と困難を象徴するかのような暗い楽曲が並んでいる。バックホーンと言えば 陰鬱×がなり声、というイメージを聞き手に定着させた一枚。

 

抽象度の高い歌詞は、憂鬱・気だるさ・自暴自棄・絶望・暴力的・反社会的な振る舞いをする一方でそういったものとの葛藤が垣間見える。

10曲目「空、海、星の夜」では視点が変わり、寂しさ・羨望・切なさが感じられるどこか優しい、哀愁の漂う曲になっている。しかし次曲「夕焼けマーチ」は、以前の陰鬱さを引き摺り退廃的な思考から抜け出しきれない中、無理やりそこから抜け出そうとする歪んだ前向きさを持った悲しい楽曲になっている。

 

ちなみにバンド名の由来はショベルカーのアーム部分の別称「バックフォー」から。

人間プログラム

歴史的名盤でしょう。70年代の作品。すごい。 ザッパ時代のテリーボジオのイカれたプレイが堪能できます。とにかく明るく、熱い。(タイトルにHeavy Metalとありますが、いわゆるメタルとは何の関係もありません……あしからず。)

ヘヴィ・メタル・ビ・バップ

イギリスのメタルコアバンド、Bullet for my valentineの記念すべき1stフルアルバム。

捨て曲なし。神盤です。

このバンドはメロディーラインのキレが良い。

デス声とクリーンを使い分けるバンドはごまんといるけれども、これほどハマってるバンドは初めて。

Her voice resides、Tears don’t fall、Hand of bloodあたりが秀逸であるが、本当にこのアルバムは全曲いい。

冷静と情熱の間って感じがたまらない一品。

PVも秀逸なので公式ページにいってみてみるといいと思います。
The Poison

衝撃の1st「The Poison」発表から約2年、ついに待望の2nd発売。
待ちわびて待ちわびてやっとこさ出た新譜。
やはり1stには届かないかと思われた一聴目だったが、何回も聞いてくうちに味が出てくる。

なんと言ってもBFMVはチャラさが命。
Scream Aim Fireは完全なるスラッシュメタルな感じで攻めてきているが、今回のアルバムで注目すべきはホントはスラッシュナンバーではなくて、3.Hearts Burst Into Fireである。
1stのTear’s Dont FallやAll These〜を髣髴とさせるBFMVならではの甘くせつないナンバーは必聴。

そして俺的一押しなのが9.のLast To Know。
全体的に前作の雰囲気があまり引継がれておらず、新たなBFMVを見せてきた彼らが、唯一前作の香りをそのままに出してきた曲がこれだ。
リフの感じと疾走感がまさに1stのそれ。カッコイイ。

喉を痛めてしまって、とても進化したとはいえないVo.マットだが、彼なら苦難を乗り越え、これからも良作をたたき出してくれることだろう。

Scream Aim Fire

    
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